チャイコフスキーの「交響曲第5番」。今はほとんど聴く機会を失ってしまいましたが、その昔よく聴いた曲の一つです。
最初に聴いたのは、確か岩城宏之氏がNHK交響楽団を指揮した演奏会で、今から三十年以上前のことだったと思います。
メロディーも綺麗ですが、とにかく「かっこいい」というのが第一印象でした。特に最終楽章。これでもか、これでもかと言わんばかりの曲の盛り上がり方に、私ははまってしまいいっぺんに好きになってしまったのです。
曲調が盛り上がると、岩城氏が目を大きく見開いて汗だくで棒を振っていたのも印象深いことでした。その頃は、N響アワーをよく見たものです。
ところで最近、ムラビンスキー指揮レニングラード交響楽団のスタジオ録音を聴く機会がありました。ドイツグラモフォンのLP盤です。
第1楽章などは、彼の演奏としてはかなりテンポの揺れが激しく、大きな歌い回しも見られ、少し驚きました。はて、こんな演奏をする人だったかな。
かつて親しんだこの曲。徐々に聴く機会も少なくなり、これからどのくらい聴くことがあるのでしょう。
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