シューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」。この曲のメロディーは、本当に美しいですね。少しもの悲しさをたたえた中に品というものがあります。
チェロとピアノの組み合わせが一般的でしょうが、その他ヴィオラとピアノ、フルートとピアノ、またフルートとギターの組み合わせも面白いですね。
私はかつて、実演でフルートとギターの組み合わせによる演奏を聴いたことがあります。優しく奏でるギターの小音量の調べに、寄り添うようにフルートの音色がかぶさり、親和感を漂わせた佳い演奏でした。印象に残っています。
私のお気に入りは、ポール・トルトゥリエのチェロ。品格のある演奏です。ロストロポーヴィチの演奏は、ちょっと大げさすぎて、あまり好きになれませんでした。
この曲はどの楽章も素晴らしいですね。第3楽章のハンガリー舞曲風。この楽章で長調に転じる部分は、とても素晴らしい瞬間で私のお気に入りです。
シューベルト特有のメロディーの飛翔!。
0 件のコメント:
コメントを投稿