2007年5月6日日曜日

アンドレスセゴビアのギター テデスコの「プラテーロと私」

イタリアの近代作曲家マリオ・カステルヌオーヴォ・テデスコ。私は彼の作品が好きです。

といっても、私は彼の作品はギターに関わる作品しか聴いたことがありません。

ヴァイオリン協奏曲は結構有名で、素晴らしいということなので出来るだけ早いうちにCDを手に入れ、聴いてみたいと思っています。

テデスコの作品の中に、「プラテーロと私」という大変素敵な曲集がありますね。詩の朗読とギターによる作品です。

ギターの巨匠、アンドレス・セゴビアの演奏で、2つのレコードが出ています。レコード棚には両方がありますが、私は特に第1集が気に入っています。

セゴビアの演奏は、賛否両論がありますが、このレコードでの演奏は、本当に素晴らしいと思います。

「子守娘」という曲などは、その歌い回しといい、音色といい、ため息が出るくらいです。この曲集の演奏の中では絶品です。

2007年5月4日金曜日

ジャズでも聴いてみましょうか Ⅲ デイブ・ブルーベックのピアノ

デイブ・ブルーベックの演奏が好きです。彼のLPレコードやCDをぼちぼちと集めています。今までのところ、どれもお気に入りです。

ブルーベックはクラシック音楽と作曲を学んでいるそうですね。演奏には、当然そうした経歴が生きているのだとは思います。

彼の、和音をたたきつけるように積み重ねていくその弾き方は、一部ジャズファンの人たちには受け入れずらいものとなっているのかも知れません。

私は、その弾き方が好きなんです。これでもかと、「ガンガン」弾いていくところが。

私の一番のお気に入りは、「アット・カーネギーホール」というアルバムの中の「天国への銅貨」という曲です。

演奏の推進力、高揚感は素晴らしいと思います。

一時期、この演奏にハマり、何度も何度も繰り返して聴いていた時期がありました。

デイブ・ブルーベック讃!

2007年5月3日木曜日

マーラー 「子供の不思議な角笛」 


シュワルツコップのソプラノ、フィッシャー・ディスカウのバリトン、セル指揮ロンドン交響楽団による、マーラーの子供の不思議な角笛の有名なレコードがありますね。

ここでの両歌手の歌唱は、本当にうまいと言いましょうか、凄いと言いましょうか。とにかく、素晴らしい。!

レコード2面の第1曲「この歌をひねり出したのは誰?」。ここでのディスカウのテクニックは、他の人には到底及ばないような気がしてきます。

第1節と第4節に、同じような装飾唱法が使われる部分があります。

特に第4節の最後、クライマックスとともにオーケストラ伴奏に乗ってクレッシェンドとアチェレランドをかけていくのですが、ここでのディスカウは、自由自在に声をコントロールし、凄みのある表現をしています。

何度聴いても、感嘆し、また興奮させられます。

2007年5月1日火曜日

ジャズでも聴いてみましょうか Ⅱ

ジャズを聴こうとして失敗し、ほとんど自分からは聴こうともせず10年ほどの年月が経ってしまいました。

ある日、仕事が終わった帰宅途中。車の中でFM放送がかかっていて何気なく聴いていると、耳が吸い付けられるような心地よい音楽が流れてきました。

その時曲名は分からなかったのですが、ピアノ・ドラムス・ベースによるトリオ、明らかにジャズの音楽でした。

私は車を止め、曲が終わるとすかさず曲名の紹介をもれなく聞き、すかさずはがみにメモしたのでした。

演奏はオスカー・ピーターソントリオ、曲名は「ユー・ルック・グッド・トゥー・ミー」、「プリーズ・リクエスト」というCDの中の一曲だということが分かったのです。

その日のうちにそのCDを注文したのは言うまでもありません。

これこそ、私がジャズを楽しむことができるようになった、大変恩のあるCD・曲に他なりません。

まだまだ私は、ジャズ音楽のほんの入り口にたどり着いたに過ぎません。

しかし今では、それまでクラシック音楽しか聴かなかった毎日がうそのように、何らかのジャズ音楽を聴くような日々に変わってきました。

これからこの音楽を聴く楽しみが待っているのですよ。!