2007年5月3日木曜日

マーラー 「子供の不思議な角笛」 


シュワルツコップのソプラノ、フィッシャー・ディスカウのバリトン、セル指揮ロンドン交響楽団による、マーラーの子供の不思議な角笛の有名なレコードがありますね。

ここでの両歌手の歌唱は、本当にうまいと言いましょうか、凄いと言いましょうか。とにかく、素晴らしい。!

レコード2面の第1曲「この歌をひねり出したのは誰?」。ここでのディスカウのテクニックは、他の人には到底及ばないような気がしてきます。

第1節と第4節に、同じような装飾唱法が使われる部分があります。

特に第4節の最後、クライマックスとともにオーケストラ伴奏に乗ってクレッシェンドとアチェレランドをかけていくのですが、ここでのディスカウは、自由自在に声をコントロールし、凄みのある表現をしています。

何度聴いても、感嘆し、また興奮させられます。

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