2007年4月20日金曜日

ドヴォルザーク 「交響曲第8番」 ミュンシュ、ボストン響

ドヴォルザークの交響曲第8番は、私はまず第3楽章が大変気に入り、次いで第4楽章、第2楽章、第1楽章と好きになりました。

第3楽章は、正にメロディーメーカーであるドヴォルザークならではの名旋律で始まりますね。

この楽章自体は、彼のスラブ舞曲に類するもののようにきこえます。

この楽章は、ドラマやイベント等、何かのテーマ曲として使い勝手が良いのではないでしょうか。

第4楽章は、楽しい変奏曲形式です。途中で西洋音楽としては何だか野暮ったいと言いましょうか、どこかの田舎の楽隊か何かが奏するような伴奏に乗って、例の「黄金虫」(に似た)の旋律が出てきます。

音程を下降させながらこの部分が繰り返されますが、音楽の野暮ったさとも相まって、この部分が何ともユーモラスにきこえて私は好きですね。

今はあまり聴かなくなってしまいましたが、聴くとすれば、ミュンシュ指揮ボストン交響楽団の演奏のものです。

豪放で見通しが良く、大変立派な演奏です。

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