2007年4月28日土曜日

プーランク 「ピアノ、オーボエとバスーンのための三重奏曲」


プーランクの音楽は好きですね。軽妙洒脱で溌剌としたフレーズの連続。そしてその中に挟まれるリリシズムに溢れた楽想。


ワーグナーやブルックナー、マーラーの音楽を聴いた後プーランクを聴くと、何と気持ちが晴れ晴れとすっきりとすることでしょう。


プーランクの音楽は協奏曲も、室内楽も歌曲もみんな好きです。特に室内楽は、色々な楽器の組み合わせの曲があって、興味が尽きません。


数年前に、ジャック・フェヴリエのピアノにミシェル・デボストのフルート、そしてパリ管楽五重奏団によるプーランクの室内楽曲集というLPレコードをあるところで100円で買いました。


こんな素敵なレコードがたった100円で手に入って、しかもこれが今では私の宝物になっています。


ピアノ、オーボエとバスーンのための三重奏曲は、プーランク自身、非常に気に入っていた曲らしいですね。


両端楽章の音楽は彼特有の軽妙さが最高に生かされた音楽ですが、凄いのはその中に洒落た味わいが隠されていることです。


中間楽章は一転してリリシズムに身をまかせた美しい旋律を聴くことができます。

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