2007年4月27日金曜日

ハンス・ロット 交響曲

夭折の天才作曲家というと、アリアーガやハンス・ロット、ギョーム・ルクーの名が浮かびます。

どの作曲家も、印象に残る作品があります。

ハンス・ロットは1854年生まれですから、時代でいえばドビュッシーやマーラーの頃の人です。ブルックナーの弟子だったと言いますが、音楽の傾向としてはマーラーと同じでしょうか。

代表作は交響曲ですが、これは22歳の時の作品だそうです。その後彼は約4年ほどしか生きられませんでした。

この曲は、楽章が進むにしたがって演奏時間が長くなるという、ある意味で面白い構成をしていますね。

第4楽章は20分以上もかかる長大なフィナーレです。お気に入りはやはりこの第4楽章です。

巨大なフーガによって音楽がつくられ、最初の主題が堂々とクライマックスを築き上げます。

美しいメロディが次々に現れ、その都度耳が吸い付けられるようです。

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