私には宝物のように大切にしているレコードがいくつかあります。アメリンクとスゼーが歌ったフォーレの歌曲集の5枚組のレコードもその一つです。
これは、東芝エンジェルから出ていたものですね。
一枚目の第一曲目。アメリンクの歌う「蝶と花」を聴いた時、いっぺんに気に入ってしまいました。まぁ、何と可憐な曲と歌唱だろう…。
かわいらしく、透きとおっていて、そして躍動感のある歌い回し。
スゼーの矍鑠とした、堂々たる、それでいて洒落た歌唱も見事と言うほかありません。私は彼のシューベルトはあまり聴きませんが、やはりフォーレは素晴らしいと改めて感じました。
素晴らしいのは、アメリンクとスゼーの歌唱だけではありません。ピアノ伴奏のボールドゥインの演奏がまた素敵です。
1枚目でかなり楽しんでいるのに、このレコードは5枚組なのです。5倍も楽しみがあるのです。
レコードを聴くことは、何と楽しくて、嬉しくて、贅沢で、素晴らしいことなんでしょう!。
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