シューベルトの歌曲「水面に歌う」…この曲を聴くと、「シューベルトという人は、まさにメロディーを作る天才だったのだな」と改めて思います。
情緒豊かな、美しい曲ですね。伴奏ピアノがまた素晴らしく、彼の即興曲などの音楽を思い起こさせます。
これはまさに、歌とピアノの両方を楽しめる、お気に入りの一曲です。
曲は、水が流れていくようにピアノの流麗なメロディーで始まります。そして、「Mitten im Schimmer der spiegelnden Wellen」とドイツ語が語りかけてきます。
この絶妙なピアノと歌唱の重なりの部分を聴く度に切なくなってしまいます。
ずっと以前に、私はこの曲をギター伴奏によるバリトン独唱で聴いたことがあります。バリトンにギターは伴奏としてやや荷が重いという感じがしました。
しかし、ギターが泣いているような音を奏で、曲の雰囲気をよく出していたように思いました。
エリー・アメリンクのレコードをよく聴いていました。この曲だったら、色々なたくさんの声楽家のレコードを聴いてみたくなります。
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