先日、中学校の卒業式に行ってきました。ある関係で、その卒業式に参加することになったのです。
数十年前、同じように卒業証書をいただいたことを思い出して、少し感傷的な思いにかられました。
卒業証書の授与の場面。耳に届いてくるのは、ベートーヴェンの第九交響曲の第3楽章でした。このような場面で、この曲が使われていたのですね。
とても、感動しました。
どのような理由で卒業式にベートーヴェンの第九の第3楽章を使うようになったかは知るよしもありません。
ただ、この曲を選んだ人が、「卒業式には第九の第3楽章が合うに違いない」と考えて流したのなら、私は拍手を送りたいと思います。
清らかで、美しく、そして時には思索的な調べ。卒業証書授与と見事にマッチした瞬間でした。
この曲によって、何だか大変知的な匂いのする、感動的な卒業式だったような気がします。
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