クラシックギターを愛好している人ならば知らない人はいない名曲、タルレガ作曲「アルハンブラ宮殿の想い出」。
私もギターを少しかじっていた者として、ご多分に漏れず、この曲には随分と魅せられてきました。
ギターを始めた頃、「禁じられた遊び」ぐらいしか知らなかった私は、この「アルハンブラ宮殿の想い出」を初めて聴いた時、その曲調の素晴らしさに胸を打たれました。
たった4~5分の短い曲ではありますが、美しく情感を持ったメロディーは、自分の心の中に「すうっ~」と入ってきたのです。
当時ステレオ装置もなかった我が家に簡易なレコードプレーヤー(プレーヤーとスピーカーがくっついていたもの)があって、この短い曲を1日に何度も何度もかけるのでした。
私はこの曲によって、クラシック音楽という、広く深く素晴らしい世界に踏み入ることができたのです。私にとっては、本当に大切なかけがえのない曲となっています。
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