私のコンサート歴の中でも、聴いた回数の多い部類に入るのが、マーラーの交響曲第3番です。この曲、演奏終了までに90分以上もかかりますよね。
一曲としては非常に長く、聴き通すのに難儀するように思われますが、変化にとみ興味深く聴くことができます。それぞれの楽章を一つの独立した曲と考えると、また面白いですね。
両端楽章の素晴らしいオーケストレーションや第3楽章のトランペットソロ、第4楽章のソプラノ独唱等、聴きどころがたくさんあります。
第1楽章の終末部、遠くの方からきこえてきて最後に盛り上がる行進曲。最初に私はこの部分の「かっこ良さ」にハマってしまいました。クライマックスで、指揮台上で飛び跳ねる指揮者が多かったですね。
この曲は、随所に美しいメロディーが鏤められていますが、圧巻は何と言っても最終楽章ですね。この美しく、平静で、清らかな響きは、鬱陶しい日常生活から完全に解放してくれるような雰囲気があります。
自宅では、ホーレンシュタイン指揮ロンドン交響楽団の演奏を好んで聴きます。
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