リムスキー=コルサコフの交響組曲「シェエラザード」は、正に音の絵巻物というに相応しい音楽ですね。
私が高校時代、音楽の教師がこの曲の有名なメロディー、シェエラザードを表すテーマを鼻歌のようにいつも口ずさんでいたことを思い出しました。
彼は、よっぽどこの音楽が好きだったのですね。
それにしても、この曲の素晴らしさは、またなんと言ったら良いでしょう。
まるで目の前に現れるような音による情景描写。豪華絢爛たるオーケストレーション。同一主題の巧みな変奏と用法。……。
どれをとっても、見事というしか言葉が見つかりません。音楽の冒頭部分から、アラビアンナイトの不思議な世界に誘われるようです。
久しぶりに、また聴いてみましょう。
レコード棚にあるのは、コンドラシンの盤とロストロポーヴィチの盤です。どちらを聴きましょう。どっちも聴くことにしましょう。
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