イベールの音楽に初めて出会ったのは、フルートとギターのための「間奏曲」でした。スペイン風の洒落た佳曲ですね。
フルートやギターをやっている人の中には、この曲を好んでいる人が多いのではないでしょうか。私は、実演で二度、聴いています。
20世紀に入ってからの作曲家ですが、聴きやすい曲が多いですね。
室内オーケストラのための「ディヴェルティメント」は、オーケストレーションが精緻で、洒脱・軽妙で楽しく、私は大変気に入っています。
イントロダクションやワルツ、パレード、フィナーレなど、楽しさの限り。自然に体が動き出しそうです。
このような曲の面白みを出すのは、結構難しいのではないでしょうか。
軽やかな曲想が多いのですがその筆致は精緻にできていますね。クラシックばかりに凝り固まったオーケストラ奏者や指揮者には、なかなかうまい表現はできないような気がしています。
愛聴盤は、マルティノンのデッカ盤です。録音も大変よく気に入っています。
何年か前に聴いた、高関健さん指揮群馬交響楽団の定期演奏会での生き生きとした演奏も忘れられません。
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