ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番は、大変面白く聴ける曲ですね。
抱腹絶倒の協奏曲とでも言いましょうか。私はこの曲は、草津音楽フェスティバルで、実演で聴いてからすっかり好きになってしまいました。
編成からしてユニークで、独奏ピアノと弦楽合奏に独奏トランペットが加わるというものですよね。
ピアノとトランペットの掛け合いが何ともスリリングで楽しいのですが、こんな編成を考えつくのはショスタコーヴィチぐらいのものでしょうか。
第4楽章は、ショスタコーヴィチがやりたい放題のことを音で表現したとでもいいたくなるほど、ある意味で凄い曲に仕上がっています。
この曲は何かを皮肉っているとか、諧謔性の裏に意味があるとか、そういうことはよく分かりません。
私は純粋に、このお祭り騒ぎ、「パッパラパー」のこの曲この楽章を、いつも笑いをこらえながら聴いているのです。
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