ドヴォルザークの交響曲第8番は、私はまず第3楽章が大変気に入り、次いで第4楽章、第2楽章、第1楽章と好きになりました。
第3楽章は、正にメロディーメーカーであるドヴォルザークならではの名旋律で始まりますね。
この楽章自体は、彼のスラブ舞曲に類するもののようにきこえます。
この楽章は、ドラマやイベント等、何かのテーマ曲として使い勝手が良いのではないでしょうか。
第4楽章は、楽しい変奏曲形式です。途中で西洋音楽としては何だか野暮ったいと言いましょうか、どこかの田舎の楽隊か何かが奏するような伴奏に乗って、例の「黄金虫」(に似た)の旋律が出てきます。
音程を下降させながらこの部分が繰り返されますが、音楽の野暮ったさとも相まって、この部分が何ともユーモラスにきこえて私は好きですね。
今はあまり聴かなくなってしまいましたが、聴くとすれば、ミュンシュ指揮ボストン交響楽団の演奏のものです。
豪放で見通しが良く、大変立派な演奏です。
0 件のコメント:
コメントを投稿