2007年4月25日水曜日

バッハ 「マタイ受難曲」 ヘフリガーのテノール

バッハのマタイ受難曲を好んで聴くという人はあまりいないと思われますがどうでしょうか。

私もあまり聴いてはいません。実演では2度聴いたことがあります。ライプチヒ・ゲバントハウスの演奏によるものです。

レコード棚には、カール・リヒターの名盤があり、時々聴きます。聴くといっても、内容が内容だけに、このような曲の全曲を何度も聴くわけにはいきません。

お気に入りの部分を聴きます。

私の一番にお気に入りは、曲の番号で言うと第26番、オーボエのソロとテノールを主とする音楽です。「われはわがイエスのもとに目覚めおらん。」と歌います。

この曲の音楽の素晴らしさにも感嘆しますが、何と言ってもヘフリガーの歌唱の見事さ、これは完璧で凄みさえ感じられます。

テクニック的には言うまでもなく、本当に魂のこもった歌い方。!

オーボエの美しいソロとヘフリガーの絶妙なテノール、そして合唱による音楽の交錯。

この部分に、私は何度も打たれました。

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