2007年4月22日日曜日

癌から生還して初めて聴いた音楽は… Ⅰ

私は3年前、胃癌に冒されました。幸いなことに、初期として発見され、胃の2/3と胆嚢を摘出することで、死からは免れたのです。

癌の宣告を受け、入院の段になりました。

生きられる可能性があるとはいえ、この病名を告げられたことで、当然ショックを受けることになったのですが、入院中、音楽は聴きたいと思い、いくつかのCDを病室に持ち込みました。

シューベルトのピアノのための三つの小品、ソナタ。マーラーの交響曲第3番・第9番。ベートーヴェンの交響曲第3番。ジャズで、ブルーベックのアット・カーネギー・ホール。等々。

手術直前は、流石に緊張していたのでしょうか、全く音楽を聴くことがありませんでした。というよりも、あんなに好きな音楽なのですが、「聴く気になれなかった。」というのが、正直なところだったと思います。

そして、手術に成功。私は生きていられたのでした。


手術後、ポータブルCDの中に入れて、私が初めて聴いた音楽は……。

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