ブラームスの弦楽六重奏曲第1番は、かつての愛聴曲でした。
今はほとんど聴かなくなってしまいました。
先日、この曲の第2楽章をギター二重奏による演奏で聴き、懐かしみながらあらためて良い曲だと思い返しました。
ギターはイギリスの名手二人、ジュリアン・ブリームとジョン・ウィリアムスです。素晴らしい音楽表現でした。
この第2楽章は、確固とした変奏曲形式で構成されていますね。
さて、この曲は、ブラームス24歳の時の作品だそうです。この年齢からして、何とも枯れているような印象ですね。
メロディーの素晴らしさは言うまでもないことですが、この若さでこれほど重く枯れた音楽をかいたブラームスという人は、「一体どういう人なのでしょう?」と、思わず首をかしげてしまいそうです。
以前聴いていたのは、アマデウス弦楽四重奏団にヴィオラのアロノヴィッツ、チェロのプリースを加えた盤です。ブラームス作品のほの暗さに正にぴったりと合った演奏で、好きでした。
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